主体と他者  mixi日記より 2010年12月/前田ふむふむ
 
からの知識人は、近代的知性として、主体を獲得するため、
モダニストは、主体の外部として、西洋の最新の翻訳文化イデオロギーをおいて飾ったのであり、マルクス主義者は、主体の外部に、プロレタリアート独裁の形而上学を据えたのである
彼らは、普遍的なるものと対立せず、そもそも、その対立するものが存在しなかったから、
彼らは、その西洋の翻訳的外部に、身をゆだねていればよかったのである。
だから、大政翼賛会の大号令のもと、大した傷を負うことなく、むしろ積極的に、
身をゆだねたのである。すなわち、もともと、その主体は、何かと対立のうちに獲得したものでなかったから、着ている衣装を変えただけである
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