神様、私貴方がいてくれて本当にうれしい/月山一天
神様、私貴方がいてくれて本当にうれしい
私の可能性は自分だけでは見いだす事が出来ず
私の限界は手に触れる程近くにある
私の思考には制限があり、明日の事すら予期できず
通り過ぎて来た過去にすら捕まっていたりする
私は自分より大きな問題が起こった時
自分が絶望的なのを知っている
結局私は人間なのです
時々忘れてしまうけれど
人には何らかの神が必要らしい
一番必要とする物が人の神らしい
父はお金が、母は子供が
姉は彼氏が、弟は仕事が
一番大切らしい
自分は自分の神だと思った
好きな事して、責任は自分で持つわよなんて
苦労して築いて来たもの全て
神様が取り上げてしまえ
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