野良サボテン/
灰泥軽茶
一軒家のブロック塀と道路の間に
はみ出したサボテンたちが
楽しそうにからりと佇む
プラスチックのプランターも割れて
土もほとんどなくなり
とっくの昔に忘れ去られているのに
にょきにょきにょきと半透明の影が踊る
一歩二歩と軽くステップを踏みながら
誰も妬まず憎まずに
明るく太陽を謳歌する
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