あきら/うまれたひ/かんな
ちちとはは
ふたり
きみがうまれたあとなぜか
はじめててを
つなぎあったひのはなしをした
ゆうこくのうみに
むかってあるきだしたあのとき
べんちにすわってふたり
こどうがきこえ
ゆっくりときすをかわした
さいげつがたち
きみがおなかにやどって
うれしないた、あのひも
やはりてとてをにぎりしめ
ぬくもりをたしかめた
おぼえているかな
おぼえているよ
きおく
ふたしかだけれどたいせつな
これからきみとも
いっしょにきずいていこう
ちちとははときみと
かたればきりがない
かたちにはしにくい
だからだいじなのだということ
そ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(9)