the End/opus
あの時は怒りに満ちていて
ただそれだけかと思われたことが
音をたてて崩れた
その瞳は暗く
あるいは救いを求めて
いただけなのかもしれない
人は或る日を境に
聖人になれる
また、
その時同時に
悪人にもなっている
コンクリートの上で
社会不適合者が
塊を成している
「俺が何に見える」
無数の手が木々を割き
そこに家を建てる
数百年が経ったところで
そこには
王者が君臨している
無数の雹が空から
落ちてくる
街行く人々の
額に当たり
穴を成す
そして、
死んでいく
例えば、
そう言う話
例えば、
そう言う終わり
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