君の微笑みは世界の何処かに/りゅうのあくび
 
そっと今も
地球に隠されている
新しい一日には

夜明けの太陽から
陽射しが煌めいて
鳥たちが
鳴き始める約束の朝
窓を開ける
君の微笑みに

旧来の知人から
感謝の手紙が届いて
猫たちが
睡眠を始める休息の昼
想いが伝わる
君の微笑みに

部屋の静寂から
音楽の旋律が聴こえて
恋人たちが
食事を始める歓談の夜
自分の命を生きる
君の微笑みに

流れ星を
見つけるみたいに
世界の何処かで
切なく出合う
たったひとつの
君の微笑みに

きっと
僕たちは
遥か遠くから
巡り会うことが
できたら
とても嬉しい

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