素人詩人の孤独/
森川美咲
心の上澄みだけをそっと掬って
重ならないよう並べてみる
何とか言葉のかたちをとっていて
美しいようにも見えるそれは
見知らぬ仲間のもとに届いて
時折共感や発見をもたらしている
らしい
心の底に溜まった澱を
ごっそりと掬い上げてみたい
おそらく言葉にはならないそれは
きっと誰もが目をそらすほど
醜く蠢くだろうけれど
そこに本当の共感が得られなければ
私は孤独なままだ
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