片影に怯えて(七)/
信天翁
時は静かに過ぎる葬列のようだ
─アプリネール─
ミルキーウエイの線路にそっての
おひとりさまの老耄が 旅路では
ゆめの新幹線から 鄙びた従来線の終点へと
乗り継ぎ させられることになっているという
専務車掌や車内のセールスガールが
接待語と破顔で接してくれてるのに
なぜ 乗り換えを させられるのだろう
終着駅となるプラットホームには
歓迎の垂れ幕はあるけれど
なぜ 半強要の下車を・・・・・・・・?
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