自己評価ベスト3/深水遊脚
その歌にすがるのはもうやめよう」という自分によくかける暗示が混ざりました。
第2位
風船が歪み飛び出す水の球 複眼の視界から逃げられず
水の球と複眼とを繋げて序詞のような効果を出したかったのですがそう説明すると少し無理がありますね。でも思いがけない相乗効果もある気がして、自分ではとても気に入っています。
第1位
一滴の血くらい惜しいわけではない 羽音が釣り上げる殺意のレート
蚊が憎い心理と理不尽な殺意にはそれほど距離がないこと、何度か詩にしましたがこの歌は会心でした。釣り上がる相場の価格のように実体のないものに駆られてしまう自分自身をみつめておきたいです。
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