おやすみかすてらちゃん2/dendrocacalia
 
「おやすみかすてらちゃん」
種馬になれない野次馬どもがなんどもなんども
山の上の石垣のガードレイルに一列に並んで
「      」と叫び一斉に飛び降りる
バスでみんなで行くんだよそれで
その山の下ではイチゴの栽培が盛んで
だから時期になると大家さんは
ヘビのように並んだ信者たちに
大きな大きなバッグを与えるのに大変
大きな大きなバッグにじょうろで水をあげるんだ
それで花を咲かす歯車は他人との思い出を共有するから
わたしはやっぱり疲れてしまった

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