君が笑う/中村 くらげ
 
永遠なんてものがあるのは

僕が優柔不断なのを神様が知っているからか

今はまだ足りないと、時間のせいにして

愛していた過去の人と愛されている今を比べている


「こんな僕のどこがいいの」

「愛してる」と言いながら君が笑う

過去に囚われる僕を笑う


「まだ敵いそうにないね」

泣きながら君が笑う

永遠に止まない雨と僕を笑う




 
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