クリーニング屋/
はるな
夜が明けて 君はまだ死んでいた
うそだ、と言いたかったが
先に君が言った
冗談じゃないわ と
夜が明けていた
部屋に沈澱する匂い
壁にしみこんだ囁き
クリーニング屋に
シャツを取りにいく日だ
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