続・きみの言語/ハァモニィベル
 
木漏れ日から、ふと宇宙を直観するような時がある。
それとよく似た体験を、―― 作者としてコメントを受けたとき
作品を見直しながら、ふと―― していることがある。
そんな時は、たいてい、その作品と連鎖的な もうひとつ別の作品が浮かんでくることが多い。

白いコンクリートの柱の影から少年がひとり、じっと私を見ている。思いつめた瞳。
少年は意を決して走ってくると 握りしめていた紙切れを私に手渡して駈けてゆく。
私は、その紙片を開いて読む。そこには、いかにも論理的デスと言いた気な、リクツな意匠を借りながら、
だが誠実に、いっしょうけんめいな彼の思いのたけが綴られている。

 >「アウア
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