つかれる/ドクダミ五十号
 
太陽だって疲れるさ
毎朝 毎朝 地平を登り
夕な 夕なに 沈んで

一服させてあげたいけれど
誰もがそれを許さない

どんより色の雲のむこうでも
休みなく
疲れた太陽が微笑んでいる
「幸せかい?」と

私は返答に困りながら
一鉢の花をつけた緑を差し上げる

君にも降り注ぐ
休みない光
疲れた太陽の微笑みの秘密だよ


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