ほんとは/こしごえ
うそをつきます
といってさいごにうそをついた
うそがかそうされて
あおいそらへ
ひとすじのけむりとなりのぼってゆき
たいきちゅうのすいぶんとむすびつき
しろいくもとなりました。
うそをつかれたわたしは
ちぢこまっているそのうそを
あいようまんねんひつでしろいかみにきろくしました
きろくしたかみをよっつにおりたたんでから
あてなふめいのふうとうにふうにゅうし
いつのじだいかはんべつできない
ゆうびんきってをしっとりとはりつけた
うそのふうしょを
まるいぽすとにとうかんしました
いつのじだいのどこにゆきついても
それは
うそのなかのうそ。
このから
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