「 日没に 」/
椎名
黄金色に空が染まる
燃えるような太陽が沈むとき
情熱の全てを
燃やし尽くして
今日という一日が逝く
ファンファーレが聞こえるかい
天使たちの奏でる愛のメロディ
夜のとばりが来る前に
愛しい人の胸の中
おかえり
おかえり
温かな寝床へ
まあるくなって眠れる
やすらぐ場所へ
燃える空に
別れを告げ
燃焼しきった
こころを
抱いて
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