サカテカスの殺し屋/オダ カズヒコ
郷の母に 強く想い馳せながら近所の湖畔を散策する
それから自宅プールサイドで 哲学書を読みふける
そして行きつけのバーで テキーラを煽りながら・・」
「すいません その話し長くなりそうですか?」
「タブン」
「じゃー もーいいです もう結構です!」
「・・・」
「では次の質問に移らせて頂きます」
ソルトは眉間に皺を寄せた
「ソルトさん 暗号ネームですよね」
「暗号だ!」
「じゃー 本名を教えて下さい」
「アミーゴ 俺は世界を股にかける
チョー大物の殺し屋だ」
「だからなんなのよー」
「・・・つまりだなっ」
その時 部屋のドアがバンっ!と乱暴に蹴破られ
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