あいだ/千波 一也
 


愛を語るにふさわしい
距離がある

夢を語るにふさわしい
距離がある

それゆえ
あなたとわたしには肉体があって
ときどき、響き合う

過去も未来も現在も
その伝播のなかで意味を奏で始める

それぞれに得た距離のなかで
空間のなかで

最適な音色になる




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