ロックン・ポエム/nonya
<ザ・ロング・アンド・ワインディング・ポエトリィ>
言葉はいつも
戸惑いながらやって来る
曲がりくねった道を通って
日常の生温い闇をすり抜けて
言葉はいつも
恥じらいながらやって来る
風の吹きすさぶ道を通って
時間の凍てついた檻をすり抜けて
唇はいつも
一番の近道を探している
想いを伝え切れたことがあっただろうか
指はいつも
見切り発車をしてしまう
詩なんて書けたことがあっただろうか
<アキレス最後から二番目の戦い>
かかとのプロテクターは
ずいぶん前からはずしてあるけれど
誰も気づかないふりをしている
僕は
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