野の花・・・/
tamami
芽吹きの時が訪れ
そよ風が地を撫で
通り過ぎて行った
陽射しが強くなり
花々は入れかわり
息吹も鮮明な日々
嵐を受けては倒れ
ありのままの姿は
しなやかさを増し
野の花は謳歌する
踏みつけられても
隙間から花ひらく
その姿は勇ましく
雄々しいと想えど
慎ましく咲き誇る
雨風の中生き抜き
青空の木漏れ日に
眩く小さく揺れる
愛しき私の野の花
小さな臆病な心に
小さな魂を揺らす
芽吹きは順次訪れ
季節毎の相応しき
野の花は咲き続く
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