夢見る惑星マジックテープオーケストラ/さわ田マヨネ
るところが大きいんじゃないのっていう、ただ単に夜明け前のフルーツグラノーラが格別にそんな気分にさせたんじゃないのかという疑惑がそこで芽ばえた、同時になにかがしぼんでいく感触の中で、像がとびはじめ白い世界に包まれていく心地今日はきっと晴れるだろう、そんなことを思いながらおやすみが、輪郭を失ったおやすみがひかりの中に隠れていくような、あるいは実はずっとそこにあったんじゃないかという、おやすみが、もうずっとそこにあったんじやないのかというそういうしつこさでそれくらいのねむれなさでそれなりのねむたさをもうずっと維持していて、維持したくないのに維持していて、そのくせ自分で自分のねむりはじめる瞬間にたちあえな
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