フクザツくん「自分に正直に生きる」/花形新次
 
小学生の頃から
肛門に興味があった
お母さんが夕食の支度を
している時
後ろからカンチョーして
振り向き様に
思いっきり
ひっぱたかれたことがある
中学生になると
カエルを捕まえて
ストローで肛門から
息を吹き込むことを繰り返した
高校に入ると
初めて出来た彼女に
アナルセックスを拒否され
振られた上に
その事実をみんなにバラされ
変態アナル野郎と呼ばれるようになった

それでも僕は自分に正直に生きたい


(フクザツくん詩集「複雑家族」より)


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