男と女のいる舗道/
浩一
私があなたに恋していたとて
それはあなたには
なんの関係もないことだ
あなたが私に恋していたとて
それは私には
なんの関係もないことだ
そんな二人が
腕を組んで
無表情に
同じ舗道の上を歩いてゆく
あたかも恋人のように
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