高校の頃/陽向
 

「親友」
後ろから誰かの声
イケメンが、僕に握手を求めてきた
僕は良く分からなかったが、イケメンと握手した
イケメンは満足そうに靴を履いて
「あの音楽、俺も好きだ」
と、微笑みながら、呟いた
僕は、「あ…俺も…」と呟いたが、イケメンはさっさと帰っていった

それから、
イケメンは不登校を貫いて
卒業式だけ出てきた
僕は、イケメンをちらっと見た
イケメンは僕を見ていた
「なんか、両想いで結ばれない、男女みたいだな」
それがイケメンを見た最後だ

あの握手、嬉しかった
あのイケメン、どうしてるかなぁと最近よく思う
今日、このごろ









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