ケムリクサを吸うときに/てんがねこ
ながらあの日を
走り抜けるようだ。
何で、
またどうしても。
かけ違えボタンはそのまんま。
酷く唇を噛み締めた。
また、
寂寞の元にからりと沸いた
サヨナラbassと見納めbeat。
背面、彼を見せないままで
いそいそ日々に立ち返る。
最低、口をさらりと巻いて
溶け出すfellowと手弱女phase。
「さあ、どうだ。」
汚いまま、放っておけるなら
それでもよかったのに。
まだ、まだ、まだ。
聴き足りないな、
あのね、
これから。
さあ。
画策の上にゆるりと咲いた
拙いguitarと諦めvoice。
宣言、何も言えないままで
そそくさ日々に宙返る。
単純、耳をふわりと裂いて
先立つfollowと涙目voice。
もういいや、もういいやぁ。
バイバイ。
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