からだ/草野春心
 


  陽の光があふれるところで
  あなたのからだを抱いていた
  影は こまかい枝のようになって
  わたしたちに踏まれている
  世界から背をむけてまで
  夢見ることを手放してまで
  あなたのからだを抱いていた



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