きっと煌めく/瑞海
 

大きな月の日
ベランダの貴方
影が出来て
すぅーっと消えたら
涙が止まらなかった

消えそうな手
繋いで握れなくて
切り刻んでやろうかと

でもあなたが止めたからやめたよ


夢の中で
走っても走っても
追いつけなくて
銀河の中をぐるぐる

土星の輪っかで
一休みしてる暇も無くて

ひたすら泣いて鳴いて走ったのが
懐かしくて痒い


虹色の金平糖
まだ食べれてないの
何かが無くなりそうで欠けそうで

大人になったら
珈琲に溶かしてみせるわね

その時あなたが横で笑ってたらいいな

これが私のお願い


戻る   Point(2)