螺旋階段A/
凍月
戻ろうと
進むのを
止めた時
僕は見た
うしろを
振り返り
通過する
冷たい風
僕はいま
だいたい
四十段は
上り詰め
たはずだ
その僕の
今までの
階段 が
崩 れて
消 え
て
い
た
の
だか
ら
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