ガラスの銃創/
ホロウ・シカエルボク
る、だからって大したことじゃないさ、おかしな扉に手をかけなければな、見失わなければ…もう一度歌ってくれ、もう一度掻き鳴らしてくれPJハーヴェイ、無数のガラスの破片を弾丸にして撃ち込むようなロックンロールを、サイレントが俺の喉笛を描き切ろうとしている、この水底が俺の動脈からの血液で染まってしまう前に―ディスクが回転し始める、いつか心を震わせたものはすべて嘘だった、だけど嘘じゃなかったという保証だって無い。
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