出来過ぎた話だと思われるかもしれないが書き終えたのは四時四十四分だった。/ホロウ・シカエルボク
午前四時だろうと暑いし暗がりだけど空は晴れていてだけど脳味噌の中じゃ狂気の入物がいまにもあふれそうで振動を与えないようにと必死で対策を講じている、暗闇の中ディスプレイに目を凝らして、それをどうにか抑制されたものに変換しようと…とうの昔に留まるべき一線は越えている、おそらくは子供のころからそうだったんだ、誰にも通じない痛みや思いがこの中にはあり過ぎて…校庭で氷漬けになったような気分をどれだけ味わっただろう、この世界は自分とは違うもので構成されていると感じ始めるもっとずっと前から、バグのようなものが周辺では始まっていたのだ、どうすれば変えられる、どうすればサバイブ出来る、眺めて
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