人へ/葉leaf
 
えていく

〈管理職のあなたへ〉
組織はあなたにとって夢の実現の階梯だ。
人脈を広げるごとに組織を少しずつ味わっていく快楽に身を震わせた。
掌に収めた業務は存在をかけたバクチでありあなたは勝利の歌しか知らなかった。
あなたより優れている人など存在してはいけない。
優越を確かめる欺瞞もいつしか真実となる

〈くだらない唄〉
大事なものを落とし過ぎたがもはやそれが大事だとも思わなくなった。
夢の見すぎで目が悪くなったがもう遠くにある夢は見ないので目が悪くて構わない。
今では故郷よりも昔住んでいた別の場所に郷愁を感じる。
桜の木の下に立っても青春時の喪失感などなく未来の生活と闘いが見えるだけ。

〈七夕に願うこと〉
これまで僕に対してずっと挨拶を送ってくれていた人や物の挨拶に気づくことができますように。
現実や生活と夢や理念が対立することなく有機的に体系を作り上げますように。
他人に対して充分与えてきたと自分を肯定できますように。
世界でたった一つでいいから深い愛を作れますように
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