天使は川辺にて/
クローバー
しまう
そっちの世界でも変な求人があるんだね
あ、求天使?
本当のことを書くのが本当だよね
と、言ったところで
天使は顔を伏せて肩を震わせ始めた
鼻をすするのが聞こえた
天使は川辺にてその翼を隠して
それでも今日のため働いている
僕は何のために祈ろう
天使ですら途方に暮れているというのに
単純じゃないよね
だいじょうぶ何とかなるよ、うん
何か甘いものでも食べようか
と言うとしばらくして
パフェおごれ
と、こもった声で、この天使は。
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