散文 【 印象的なモノクロームの世界 】/泡沫恋歌
 
天使』という作品の芸術性が全く理解できない。
だが、映像はノスタルジックで美しかったし、不思議な世界観も嫌いではない。
三十年以上経過した今も、私の頭の中には『天使』がモヤモヤしている。

「いったい何を表現したかったの?」

たぶん、
その答えは――私が神に召されて『天使』になるまで見つけられそうもない。



                               2014/07/07
 
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