プール/
凍月
ている
笑いながら歌ってる
「どこで線を引こうと関係無いさ
水を切る事なんて出来ないのと同じ
目を開けたって見えるのは他人だけ
一度孤独に浸かるべきなのさ
一度溺れてみるべきなのさ
一度底まで
息を止めてゆっくりと
沈んでみるべきなのさ」
最後の方は聞こえなかった
光が踊るのが見えた
光が踊るのだけが見えた
僕が沈むのを
僕は見ていた
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