こひもともひこさん「民主主義」にカウンターパンチ食らう。/アラガイs
っていた。見つめていると電流が腰から抜けていくのがわかる。僕は爽快な声でウェイターを呼んだ。
(明日から、また仕事探さなきゃ… )
近くの店舗に置かれたテレビから拍手が聴こえてきた。頻りにレポーターが無所属で当選した議員に与党入りの可能性を質問している。メールをしていた彼女の指先が突然離れた。放電が火花を散らしはじめ僕の首筋からこめかみにかけて血をはしらせる。冷たい塊が思いもしない雹を降らせ、女はため息を鼻で吐き出すとスマホをテーブルに叩きつけた。(わたし、すぐに帰るから…)
それにしてもドラミちゃんのストラップは似合わないだろ?
この数日間僕は自分の力の無さを思い知らされたよ。
街を覆う雲はいつの間にか東の方角へ去って行った 。
※勿論お題はちんすこうりな さんから頂きました。
※訂正とお詫び……散文欄に書いてしまいました。勿論散文ではありません。めんどうなのでこのままに捨て置きます。
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