ぐしゃぐしゃに食い散らかす ? Meatlocker ?/ホロウ・シカエルボク
んでいた
迂闊な眠りに嵌りこんでいると
昼間見た青空のことを思い出すんだ
あれは海のすぐ近くを走る
寂れた薄汚い二車線の道路だった
膨れ上がった海みたいな青空
膨れ上がった海みたいな青空
ああ、甲殻類はこめかみに移動したようだ
衝撃で骨格が振動している
夢を見るよ、日常に重苦しいフィルターを掛けたような
どんなものとも言えない不安によく似たそんな夢を
屠殺をしくじられた牛か豚のように
梅雨の湿った寝床の上でのた打ち回りながら
あぁ、芳醇な青空
なぜに垣間見ることしか叶わないのだろう
かなぐり捨てる?のた打ち回る?蟲瓶の中に落ちて蝕まれているような気分、
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