小さな丘の小さな家で/しんおん、
小さな丘の小さな家で
おじいさんと小さな猫は暮らしてる
小さな家の小さな窓から
小さな小川が小さな絵みたいに
顔を出す
小さな小川の冷たい水は
小さな猫の喉を潤す
小さな泉で
小さなパンを
二人で分けて食べる
食卓は決して
大きくないけど
小さな美味しいが溢れてる
小さな家の小さな戸棚には
小さな猫と小さな少年の
写真が飾ってある
時々
眺めるおじいさんの目は
優しくて、少し切ないことを
小さな猫は知っている
小さな家には
小さな庭があり
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