人へ/葉leaf
〈組織を流れていく明かり〉
ドアを開くとどこも同じ風景。
だが新しいドアであるのは間違いなく同じ風景でも全く違った内側の構造を宿している。
人の動きはどこも同じ。
だが同じ動きでも全く違った言葉と速度が飛び交っている。
呼びかけるドアと応えるドアの間に違った起伏を滑らかに流れる明かりがある
〈役割と責任〉
これは役割ではありません。
責任も伴いません。
確かに私がやらなければならないことですが。
役割よりもっと個人的なもの責任よりもっと事実的なものです。
社会が私に割り当ててくるものは社会の次元で語られてはいけない。
私が呼吸し摂取し代謝するものとしてもっと生命や自然に
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)