午前ろくじと午後ろくじ・・・/tamami
 

すべては心ここに非ずの所以であり続け
心の中はいつも思考で溢れては流れる

なのに、真っ白な心の中のキャンバスは
なのに、真っ白なまま何処か遠くを見る
ずーっと以前から見続けている遥か彼方
ずーっと見続けながら描いては模索する

一日は瞬くまに時の刻みさえ気付かずに
無意識のままトクトク流れの連鎖に居る
今日という時間や一週間や一ヶ月一年と
時に拘束されても時の空間世界で息吹く



すべては無意識の中の作業であり
考えながら考えての行動ではなく
行動と思考とは相容れない内容を
思考しつ日常のあれこれをこなす


夕方に今日の一日を振り返るのも
明日の予定を考えるのも何気ない
一日の行動の一つに必要な事柄で
それは意識的であり予定の中の事


やがて明るい夕となり暗い夜となる
徐に一日の終り行く空を眺める毎日
夕方ろくじにカーテンを閉じたとき
一日の終りの幕を閉じるかのように


過ぎ去ろうとする今日の終りに
カーテンレールの音で線をひく







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