わたしと猫と豆の樹?/まきしむ
 
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わたしは迷わず植えはじめました。袖をまくり砂をかきわけ、十分な深さになるまで掘り続けました。
 

「これも一緒に」



 深い緑の玉が二つ、ばあちゃんの手で転がっていました。それを受け取りトマトの木の脇に慎重に置き、砂をかぶせ、枝がわかれ小さな葉がついてるところをむき出しにさせました。



「これでいいかい」



満足し額の汗を拭いながら尋ねると、ばあちゃんは仔細に観察し、ちょっと木の周りを歩きまわったりしました。

「良い。」

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