わたしと猫と豆の樹?/
まきしむ
#8232;わたしと猫を乗せると、ばあちゃんはゆっくりと車を発進させました。 「名前はなんていうんだい」 「切咲守」 「まもる。つうてーと、ばあちゃん男かい」 ばあちゃんは何も答えませんでした。なんとなくそれ以上深入りしてはいけない気配があったので、わたしは自分の脇の匂いを嗅いだりして間をうめました。ばあちゃんのかんざしが光っていました。
3
車は海の前で止まりました。 空は
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