わたしと猫と豆の樹?/まきしむ
 
#8232;わたしと猫を乗せると、ばあちゃんはゆっくりと車を発進させました。

 「名前はなんていうんだい」
「切咲守」 
「まもる。つうてーと、ばあちゃん男かい」

ばあちゃんは何も答えませんでした。なんとなくそれ以上深入りしてはいけない気配があったので、わたしは自分の脇の匂いを嗅いだりして間をうめました。ばあちゃんのかんざしが光っていました。






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 車は海の前で止まりました。
 空は
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