ポんた/アンドリュウ
 
に行った
ポんたはよくほえたので玄関の横を任された



賑やかで楽しい毎日が続いた



今年の春
ママが病気になった
大きな病院に入院した


おそろしい病気だった
パパは看病に明け暮れた

もう散歩どころではなくなった
ポんたは一生懸命ほえた


あんなに陽気だったパパは
いつも涙ぐんでいた

ポんたは二人のいない家を守ろうと
一生懸命ほえた
昼となく夜となく吠えつづけた

一度帰ってきて皆を一匹づつ抱きしめたあと
ママの匂いは消えた
その日は帰ってきたパパと一緒にみんなで鳴いた

パパが胸に抱いてきた小さな白い箱は
かすかに
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