コンビニエンス/アンドリュウ
 
たある日ぼくはとうとう切れてしまった

ーやってられないよ!なんなんだよ てめーら少しは真面目に働けよ!

店の中の客も店員のぼくの突然の大声に一瞬し〜んとなった
でも次の瞬間もとの状態に戻っていた
ーついてきなさい
背後から穏やかに声をかけられた 
振り返ると時折アンパンを買いに来る老人が穏やかに笑いながらたっていた 
ぼくの返事も聞かずにつかつかと店を出て行った
店長に救いを求めると 首を振って行け!というジェスチャー

老人はコンビニの横の家の門をくぐると慣れた手つきで玄関の鍵を開けボクを応接間へ通した
古いが豪奢なソファに腰を下ろすと ぼくにも座れと手招きした

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