SR/アンドリュウ
住人ではないんですよ
そう言って奴はぐるりと顔の仮面をはがした
私は気を失いそうになった そこには紛れもなく蝉のような異星人の顔があったからだ
これで御信じ頂けたと思います 仮面を元に戻しながら奴は言った
我々はこの銀河系の全知的生物のデータを収集しておりまして
あなたのデータももちろん我々の膨大なデータの中にはあります。
そしてあなたが決して今の職業に満足されてない事も我々は把握しております
実はあなたには二つの星の雇い主からオファアが来ています
えっ!オファ?おれのどこにそんな能力が?何かの間違いでしょう
いえいえあなたに能力がないのは狭い地球的に見た場合です
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)