知らない駅/
夏川ゆう
初めて降り立った駅
都会ではなく田舎の駅
何があるのだろう
直感にまかせて進んでみる
感じるままに楽しむ気持ちで
昔からそこにあるお土産屋
地元のものだけで作られている
狭い路地を抜ければ
白壁の道がしばらく続く
昔と一体になれる道
古さの中に新しさがある
観光地ではない
地元の人しか知らない場所を
教えてもらいながら歩く
何処の駅で降りても
必ず素晴らしい何かに出逢える
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