無題/梓ゆい
 
一人で茶漬けをすする、朝六時半。

いつ来るとも判らぬ、搬入の荷を待つ。

「お疲れ様です。本日の出し切り時刻を、教えてください・・・・。」

雑多に集まる人々が

杉並・練馬・多摩地方の牢屋に入れられて

断絶されたまま年を取る。。

(金ニ喰ワレタ、中国人。

ソノ金ニ、喰ワレル日本人。。。)

凄い凄いと、言われたけれど

そこは吹き溜まりそのもの・・・・。

「三ヶ月の試用期間を過ぎれば、隣のあの人はもういない・・・・。」

どやされ

責められ

泣きながら

「それが何か?」と

電話を繋ぐ・・・・。


制作は、サラ金
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