ホット・スタッフ/ホロウ・シカエルボク
今でも生産を続けていて
質のいい野菜を出荷してるってさ
「俺が生きてる限りこの農場は続ける」って
農場主はそう言ってた
「あいつはここの肥やしになってくれたのさ」ってね
死体置場で裸になって、この世のよろこびを歌おう、冷たい生の名残を跨ぎ、青褪めたやつらに小便を浴びせよう、ほら、もっと、ほら、もっと、俺はここにいる、ここで
お前らの干上った性器を眺めている、運命を失った惨めな生殖器を、ぽっかりと開かれた唇を―
アヴリル・ラヴィーンのアルバムを流しながらストリーミング・スイサイドした十代の少年は伝説になった、なんでもタイミングがバッチリだったんだってさ、あとで音楽を乗せ
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