僕らの誕生日 / 永遠/クナリ
 

 まるで自分だと さいなみながら

 君に出会った日が
 私の二度目の誕生日



もう一人にしないと どこにも行かないといったのに
どうして行ってしまうのと
泣いて追いかけた
あの空に昇る
飛行機雲のような青い煙を



 閉じ込められた殻に 押しつぶされそうな時は
 あの夏の間 私とした話などを
 思い出してみるといい
 忘れられても
 なくならないものがあると分かるさ



君に出会った日が
僕の本当の誕生日

僕に出会った日が
君の本当の誕生日

君と僕が出会った日が
僕らの本当の
誕生日


その声が
もう一度だけ
もう一度だけ
聞きたくて。





<永遠>
なんだ
君ときたら
永遠だったのか
ありがとう。



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