オレオレ詐欺/アンドリュウ
てやったんじゃ
案の定 その夜奴らはやってきおった
ガガガガガガ ド〜ン ド〜ン
わしはふらふらしながら這い出していった
「なにを いったい今度はなにを塞ぐつもりじゃ わしの口か!オウ!昼の役所の事を根に持って…きさまら〜の思いどうりにはさせんど〜」
「ご明察 さすがですね 今日は御察しの通り あなたの口を塞ぐ工事に来ました でもいつもの通りに
少しだけ塞がないでおきますから 悲鳴ぐらいはあげられますよ ご心配なく」
「ア〜 ウ〜」こんな声しかあげれれない情けないわしになってしもうた
わしがこんな姿になっても婆さんは変わらず微笑んでくれる〜婆さんはわしを愛しておるんじゃのう
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)