待つ/草野春心
 


  一行の文を
  今しがた、私は読み終えた
  それでもテーブルについているのは
  私のほかに誰もいない、そして
  私はこのまま待つのだろう
  青空のせまいところに
  詰っている風などを見つめながら



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